沿革

1875年に「日本近代郵便の父」として知られる前島密によって導入された。前島は、日本での郵便制度導入にあたり、イギリスの郵便制度を現地で調査したとき、郵便局が郵便だけではなく、為替・貯金業務も行っていることを学んだ。

そこで、日本への郵便制度導入と同時に、為替と郵便貯金をあわせて取り扱うことを思いついた。

郵便局の創設当初、従来の飛脚に変わる郵便と、都市から地方への送金を目的とした為替に対する庶民の需要は高かったが、郵便貯金はなかなか集まらなかった。

その理由は、当時の庶民にとって、貯金という概念がなかったからであった。
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