社会で活動する主婦・消費者としての主婦

社会で活動する主婦・消費者としての主婦

『家族力』(文藝春秋)によれば、PTAや自治会などで役員を務めて地域社会に貢献しているのは「圧倒的に主婦」であるという。これは自宅の家計の為に、一日を職場と家の往復で終わらざるを得ない賃金労働者の「地域社会への進出」が主婦困難となっていることが一因である。

家族社会学・福祉社会学においては、地域での活動や介護を担う労働力としても評価されており、女性学では、主婦は育児や家事といった再生産労働の担い手とされている。

主婦は学生や高齢者とともに、ボランティアの担い手としてもっとも大きな存在となっている。マーケティングでは消費対象としても注目されている。